▼暁のヨナのこれからを考えてみる
2017年に出会い、早々に個人的名作ランキングに入った暁のヨナ。
本誌はそろそろ最終章…？なのかな？
真国編も終わり、ついに本格的にヨナたちが王族に向き合う展開になってくるかなあと個人的に思っています。
キャラクターそれぞれの視点で暁のヨナを語りたいけど、今日はわたしが気になってる部分とかをさくっと！
▼スウォンの父・ユホンの死の真相と、人となりに疑問
そもそも、わたしユホンを殺したのはイルじゃないと思ってる。
スウォンは、イルがユホンを殺したと言ってるけど、ぶっちゃけ「ソースはどこ？」って思ったんですよねー。スウォンがその現場を目撃したのなら、ヨナにユホンの死のことを話したとき、私は見たのです、とか言いそうだもん。そう言えばいくらヨナだってすぐに納得したはず。
でも言わなかったということは、きっと人づてなんだろう。
そもそも、スウォンから見たユホンと、物語上で語られるユホンにはギャップがある気がします。
勇猛果敢といえば聞こえはいいけれど、それが真国の兵の首を投げ入れるような残忍さだったり、神官を追放したり四龍伝説の本を禁書にしたりとなかなか思想も行動も極端な人で。そんな人が王である弟のイルを守りたいなんて本気で思ったりするでしょうか。
そもそもユホンに、人のために動くなんて思想があったとは思えない。自分が王になるはずだったのを、自分より無能(だと思ってるでしょうね多分)な弟に取られてしまったんですよ？なんか不自然です。
イル陛下は、きっといつかスウォンがクーデターを起こして自分を殺すだろうと予感していたような気もしますし、この辺もそのうち明らかになるんだろうなあ。
▼怪しさも小物感もたっぷりのケイシュク参謀と、悩める子羊ジュド将軍
…この人何する人なの？
やたらヨナを敵対視して殺したがるのは、なにか別の企みがあるのか普通にクズなのかよく分からない。怪しい。けど拭いきれない小物感。やたらえらそうにするボス的な奴の取り巻きみたいな感じ。そいつ自体は大したことないってやつ。
対してジュド将軍は拭いきれない良い人感というか、まだ迷いや後悔の中にいる。下手すりゃスウォンよりも。
ヨナ達を幼少の頃から見ていたのだから、当たり前だとは思いますけどね。
こちらはやたらハクを敵対視…というかビビってます。たぶん、戦士としての力量の話だけではないのかなと思う。ヨナとハクの存在は、会えば心が乱れてしまうし、いざ戦うとなった時勝てる自信も彼を殺せる自信もないから、できれば早く存在を消してしまいたい、だけどいろんな意味で出来ない、という負のループなんだろうな。
ジュド将軍は暁のヨナのキャラクターの中で、かわいそうな人ベスト3に入ります。彼の心が救われる道はあるのでしょうか。
▼どうなるハクヨナ、そしてスウォン政権
本誌はハクヨナーー！！ウオオオオオオオオオ！！！！な展開になってますけど、成就するのはまだまだ先な様子。
ハクがスウォンのことをまだ整理できていないので、そんな段階でもないような気がします。
この際、らぶらぶちゅっちゅしてるところをスウォンに見せつけてやればいいんですよ。実は1番ダメージあるんじゃないの。というのも、別にスウォンがヨナを好きと思ってるわけではないです。
スウォンが王になりヨナが追放され、いろんな物事を経て、結果たくさんのものを得たのはヨナであり、失ったのはスウォンなのではと思うから。もちろん、ヨナもハクもいろんなものを失ったけれど、四龍やユン達との出会いがあって、旅の中で支持者が増えていった。けれどスウォンは、イルを殺し王になり、自分のやりたい事をすすめてはいるけれど、なにかを得ているかと言われるとそうではありません。彼がなにかを得たいと思ってるかどうかは別として。
国も表面上は良くなってはいるけれど、部族問題はいつもヨナ達に一歩先を越されて先手を打たれているし、部族の次世代はヨナを支持している。(つまりスウォンの政権が上手くたち行くのは今だけ)
そもそも風の部族はスウォンを信頼していない。これを「ようやくまとまりつつある」とか言ってる時点で、ねえ？風も圧力で従えてるようなものなので、本当に上手く行ってるのか疑問ですよね。最近はヤケになってるのかただの戦争したいしたいマンになってるし。
そんなスウォンが、今の苦しくも充実しているヨナ達を見たらどんな気持ちなんだろう？とか思ってしまうんです。
とまあ、長くなりましたがこんな感じ。
ユホンの事と、四龍伝説はそろそろ語られてもいいのでは？と思うなあー。
▼わたし的このマンガがすごい2017
(2017年はとっくにおわりましたが)
わたし的2017年版このマンガがすごい！を紹介。
基準は完結・未完結問わず、2017年にめちゃめちゃ心ふるえた10作品をランキングで！
そのうち詳しくレビューできたらいいなあ。
▼10位 恋だの愛だの／辻田りり子
なんと言っても、椿君の愛が重くてすばらしい。重すぎて逆に純愛ってどういうことなの。
かの子ちゃんが最終巻でとった行動とたどり着いた答えばすごくしっくりきた。
「友情より恋情が大事だなんて誰が決めたんですか」は、少女漫画史上に残る名言だと思う。
▼9位 パパには秘密なのですが／夏芽ミカン
タイトル詐欺の作品ってたまにあると思うんですが、これもその１つです。
若い義理の父と女子高生の子どものお話なんですが、禁断の恋とかそういうのかと思いきや、超心あったまる家族愛に泣きました。これは反則だと思いました。
ラストに賛否両論あったみたいですが、わたしは超納得。すずめも先生も好きだけど、これは馬村くんの物語だと思う。
この表紙めっちゃすきです。2017年1番笑った漫画かもしれません。高嶺さんのチョロさ加減がとてもいとしい。これもまたムズきゅんの一種。
▼6位 凪のお暇／コナリミサト
わたしは慎二をめちゃめちゃ応援してます。まじでクズ男だけど、究極の不器用さんなんです。凪以上に。凪を救えるのは慎二しかいないと思ってるし、慎二を救えるのも凪しかいないと思ってます。
毎巻泣ける。泣かない巻がない。小学生だしファンタジーだしとナメてた私に雷落ちた作品。ここから空前の白泉社ブームがはじまります。蜜柑と殿先輩の組み合わせがすきです。蜜柑がいれば絶対に棗は幸せになれる。
▼4位 僕に花のメランコリー／小森みっこ
なんといっても絵がキレイ。すごい雰囲気ある。最近デジタル絵が主流なよか、線がどれも同じような作品多いけど、この作品はキレイだなーと思います。これもデジタルなのかなあ。
弓弦くんは、今の少女漫画界で最もエロい(フェロモン的な意味ね)ヒーローキャラだと思います。斎藤工みたいな感じ。
りぼん作品ってスゴい、と思った代表作品。わたしが村田真優さん大好きなのもある。(流れ星レンズはまじで名作)いま本誌での展開がめっちゃアツくて、期待値込みで3位。
羽花ちゃんはすごく強い子で、実は界くんのほうが弱い子なのかもしれませんね。羽花ちゃんのがんばる姿は見ててスカッとします。
自分の中の好きな作品殿堂入り、アオハライド。今年なにげなくアニメを見たらもっかい原作読み返したい！ってなって何度目かの激ハマり。読むたびに、いろんな見方ができるんです。そして読むたびに洸はほんと子どもの男の子だなあ〜〜って思います。
でも実際の思春期男子ってこんなものかも。最近の少女漫画のヒーローは完ぺきすぎる！ほどよいダメさがすばらしい。
2017年堂々の第1位は暁のヨナです。
正直、何で今まで読んでなかったんだ！！！もっと早く出会いたかった！！！って思いました。ハクとヨナの関係、ハクとスウォンの関係、四龍やユンの関係、どれもかわいくてすてきで切なくてちょっと悲しい。
アニメの出来も素晴らしすぎました。戦闘シーンめっちゃぬるぬる動いてた。
ハクが好きすぎるので、彼には幸せになってもらいたいです。
というわけで、2017年このマンガがすごい！カンリニン版でした。
ちなみに11位は、南塔子さんの「テリトリーMの住人」でした。
入れたかったけどなー！この10作品が強すぎて！
はじめに
はじめまして、こんにちは🌞
カンリニンしのぶです
少女漫画好きの少女漫画好きによる少女漫画好きのためのじこまんぞくブログです。
完結してるもの、連載中のもの問わず
読んでみてすごい良かった作品
みんなに読んでほしい作品
そういったものを、ご紹介したり感想垂れ流したりしたいとおもいます！
ネタバレは絶対あると思います。あしからずです。
個人的考察なんかも交えたりします。
みなさんもおすすめあれば教えてください🎉
